2日酔い知らず!ノンアルコールドリンク Non-Alcoholic Drinks



健康志向の高まりか、お酒の害に関する報道の影響か、英国ではノンアルコール・ドリンクの売上げが上昇。アルコール「ゼロ」のビールやカクテル、スピリッツなどが人々のノドを潤している。

暑かった今年の夏、冷たいビールを飲みながらバーベキューに、ワールドカップ観戦にと思う存分楽しんだ人は多いだろう。その影で密かに人気を高めていたのがノンアルコール・ビール。市場調査会社「Kantar Worldpanel」の調査によると、ノンアルコール・ビールの売上げは昨年夏に比べて58%上昇。ビール業界では大手メーカーから小規模醸造所に至るまで、ノンアルコール・ビールの製造が進んでいる。
この勢いはビールだけにとどまらない。ロンドン東部のハックニー・ウィック駅から徒歩5分の場所に9月3日、期間限定でノンアルコール・バー「Ministry of International Specialist Concoctions(M.I.S.C.)」がオープン(~10月2日)。コーヒーや煎茶のほか、ハーブ、酢、さらにはキムチ(!)を使った創作ドリンクを提供する。以前ヘルスケア製品・機器メーカーに勤務し、マーケティングを担当していたというオーナーのシンヤンさんは、仕事やプライベートで世界各地に出かけたり、レシピ開発に携わったりする中で、各国の食文化に触れ、それぞれの味を組み合わせる楽しみを発見。飲み物をテーマにした会社を興したという。オレンジの花から抽出されるオレンジ・ブロッサム・ウォーター、パイナップル酢、タラゴン(ハーブ)で作られる「Here Comes the Sun」を試してみると、酢の甘酸っぱさと、薬草を思わせる香りが口の中に広がりさわやか! 脚付きのグラスに注がれ、見た目はまるでカクテルのよう…。
一般的にカクテル風のノンアルコール・ドリンクは「モクテル」(mock cocktailの略)と呼ばれ、カクテルのレシピを元にアルコール抜きで作られることが多いが、同店では、オーナーが独自にレシピ開発を行っているのだそう。
ロンドンではまもなくロンドン・カクテル・ウィーク(10月1~7日、https://drinkup.london)が開催される。各地に点在する300ものバーが参加する中、店によってはノンアルコールのオプションもあるので、お酒が苦手な人も健康が気になる人も、これを機にノンアルコール・ドリンクの味に酔いしれてみては?

「M.I.S.C.」 
Courtyard St Mary of Eton, 95 Eastway, E9 5JA
www.socialbeverages.co.uk

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ハックニー・ウィックのポップアップ・バー「M.I.S.C.」

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「Here Comes the Sun」(4ポンド)など、6~7種類ほどの創作ドリンクがメニューに並ぶ。

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写真左は蒸留所「Seedlip」によるアルコール・ゼロのスピリッツ(蒸留水)「Garden 108」(www.seedlipdrinks.com)。同右は、蒸留酒ジンをイメージしたアルコール・フリー「Sea Arch」(www.notginltd.com)。


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