【なんでも薬膳鑑定団】vol.2 薬膳料理研究家ヤマグチヒロによるコラム

なんでも薬膳鑑定団

第2弾『ねぎし』

なんでも薬膳鑑定団!
第2弾はみんな大好き「ねぎし」。
今日も『薬膳』というフィルターを通して現代食の効能を読み解いてまいります。 

その前に、ここにきてびっくりしたこと。
ピークタイムを外して行ったのですが、日曜日の夕方はなんと女性が大半!!! 

お嬢様のような出で立ちのお一人様女子や、いまからクラブに向かうような20代の可愛い女の子2人組、横顔が美しい大人っぽい女性も一人で座っています。 

一人焼肉に抵抗のある女性はねぎしで肉を食べる。ということでしょうか?

女性が求めてやまないねぎしの効能とはいったい?!
さていってみましょ〜。

今回は、ねぎし&ブラッキーミックスセット(1,500円)というものを頼んでみました。

ねぎしといえば白たん(薄切り)!ってことで
定番を頼もうとしたのですが、欲を張りブラッキーとのセットにしてしまいました。

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まずは、この白たん
・中医学で牛肉は補益の食材、つまり身体の気や血を補い、身体を丈夫にして免疫力を高めます。なかでも牛タンは美容ビタミンと鉄分が豊富♬

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そして、ブラッキー
・ブラッキーも牛肉なので基本は上に同じですが
ブラッキーはカルビなのでコレステロールが豊富です。ちなみに、悪とされるコレステロールですが、ホルモンや消化液の胆汁酸を作り出す栄養素で身体に必要不可欠なものです。何でも取りすぎはいけないですが、取らなさすぎも良くないです。

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テールスープ
・テール・・・補益は上に同じ、テールはコラーゲンが豊富なので美肌効果、また、造血作用もあります。
・ねぎ・・・・発汗を促し、気の巡りを良くする。風邪などを追い払う。お腹を温める。炎症の腫れを鎮静し、拝毒する。

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ごはん
・米・・・・・補益。胃腸を丈夫にして力をつける。消化吸収機能を回復させる。ストレスを解消させる。
・おし麦・・・大麦を加工したもの。大麦は身体にこもった余分な熱を抑える。血液循環をよくする。整腸作用がある。

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山芋・・・肺の機能を高め、生殖機能を高める。利尿作用。虚弱体質を改善し、精神を安定させる。

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漬物
・とうがらし・・・血液循環を促進、抗菌作用。
・かぶ・・・・・・消化改善。腸内環境を改善。
・山形青菜・・・・抗菌作用、食欲増進作用 

こうやってみると、ねぎしのこの定食、とっても栄養補給になりますね。
毎日食べると人によっては摂りすぎになりますが、すこしエネルギー不足になったときや精力が落ちた時にこれを食べるとパワーが回復されます。

次回はすこしおしゃれなところにいってみようかな〜〜!
乞うご期待♬(リクエストもおまちしています〜!)

(人によって個体差があり、食材によっても効能に開きがあります。ご理解いただけると幸いです。)



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●著者プロフィール

ヤマグチ ヒロ  薬膳料理研究家

1984年、京都の片田舎にやけに甲高い産声とともに産まれる。

それ以来、声の高さでは林家パー子に引けを取らないレベルまで上り詰めた。

文化的なものよりも、「食べる」ことに執着していた高校生時代は「美味しいもの」をただ探求していたが、ある大切な人を亡くす経験により「食」の大切さを改めて感じるようになる。

「健康」ということ、「生きる」ということ、【命】は「食べること」ととても密接だということ。

それを機に調理師学校へ入学、食べて健康になれる「薬膳料理」を学び、20代で食事と音楽、アートなどを繋いだイベントの企画・運営に参加。

30代に突入してからは、雑誌、アプリなどのレシピ提案、新店舗立ち上げのメニュー開発など、多岐に渡り活動している。

【取得免許】 国家調理師免許 中国薬膳研究会認定国際薬膳調理師免許

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