Tierra Whackがなぜ全曲1分のアルバムを作ったのかを語る

アメリカはフィラデルフィアのフィメールラッパーTierra Whack。
“Mumbo Jumbo”のトリッピーなMVからも分かるが、なかなか変わった感性の持ち主だ。

そんな彼女は今年の初めにアルバム『Whack World』をリリースした。だがアルバムといっても普通のアルバムとはひと味違う。『Whack World』には全部で15の楽曲が収録されているのだが、その全てが1分ぴったりで構成されているのだ。
昨今のヒップホップシーンでは短めの曲が流行ってはいるが、アルバム全曲を1分ぴったりにするのはやはりなかなかの変わり者といえる。
今回、彼女はBillboardのインタビューに登場し、このような全曲1分のアルバムを制作した理由を語った。

まず彼女は「基本的に、私はスタジオでずっとレコーディングやら制作をして、これらの曲を作ったわけなんだけど、同じようなテイストの曲が1曲もなかったのよ。私はパターンを見つけることが出来なかったの。だから私は‘ああ、私はこの曲達をどうやって1つのプロジェクトにまとめればいいわけ?’って感じになっちゃったのよ」とアルバム制作中に壁にぶつかったことを明かした。

だがその後、彼女は解決策を見つけたようで、「私はその時狂っていたのよ。そうしたら、私の一緒に働いてるエンジニアがこんな感じで言ってきたの。‘私たちは解決法を見つける必要がある。なぜなら、あなたはとても気まぐれだし、10秒経ったらもう違うことをしてるか、気持ちが変わってるかだ’ってね。だから私たちはInstagramを見てみたのよ。Instagramって投稿できる動画の長さが最長60秒なのよ。それで私たちは‘60秒の曲ばっか作れば良いじゃん、それで思う存分楽しもう。’って感じになって、私は60秒の曲をレコーディングし始めたの」とその時のことを語った。

要するにTierraは自身が気まぐれであるがために、60秒の曲を作りまくったというわけだ。
結果的に、めずらしいアルバムの形として話題になっているのだから、彼女の方法は正解だったといえる。

彼女のようなラッパーに限らず、アーティストであれば誰しも作品の制作中に壁にぶつかってしまうことはあるだろう。その壁をどのように乗り越えるかは人によって違ってくるが、Tierraがとった方法も解決策のひとつとして他のアーティストに参考にされるかもしれない。

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